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Web知識を知っている人
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Web知識を知っている人
目次
ネットワーク部とホスト部
IPアドレスはネットワーク部とホスト部の2つで構成されています。
ネットワーク部はIPアドレスがどのネットワークに属しているかを識別するための部分です。
ホスト部はネットワーク内のどのホスト名かを識別するための部分です。
ネットワーク部とホスト部の境界をクラスと呼び、クラスはIPアドレスによって異なります。
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サブネットマスクとは?
IPアドレスはネットワーク部とホスト部で構成されていることが分かりました。
しかし、IPアドレスによってネットワーク部とホスト部は異なり、その見分け方としてサブネットマスクが使用されています。
サブネットマスクとはIPアドレスのどの部分がネットワーク部で、どの部分がホスト部かを示す情報のことです。
サブネットマスクの言葉を分解して意味を見ていきましょう。
「サブネット」は1つの大きなネットワークを小さなネットワークに分けたものの一つという意味です。
「マスク」は覆い隠すという意味です。
つまり、私たちが普段利用しているインターネットは複数のサブネットの集合体になっているということです。
そして、各サブネットのネットワーク部とホスト部の範囲を決めるのがサブネットマスクということになります。
サブネット化をすることで、同じネットワークにあるホストが少なくなり、ネットワークのパフォーマンスが良くなったり、セキュリティ対策が容易になるというメリットもあります。
クラスフルアドレスとは?
IPアドレスのネットワーク部とホスト部の区別方法の一つとしてクラスフルアドレスという仕組みがあります。
クラスフルとはネットワーク部とホスト部を8ビット毎に分解したものです。
クラスは規模によってクラスA、クラスB、クラスCの3種類に分けることができます。
ホスト部にビット数が多く割り当てられたクラスは規模が大きいネットワーク部になります。
クラスD、クラスEもありますが、ユニキャスト(1つの送信元から1つの宛先に送信すること)の種別として割り当てられるクラスA、クラスB、クラスCを見ていきます。
クラスA
先頭の1bitが0であれば、IPアドレスはクラスAになります。アドレス範囲は「0.0.0.0~127.255.255.255」が該当します。
ネットワーク部のビット数は8ビットになります。
クラスB
先頭の2bitが10であれば、IPアドレスはクラスBになります。アドレス範囲は「128.0.0.0~191.255.255.255」が該当します。
ネットワーク部のビット数は16ビットになります。
クラスC
先頭の3bitが110であれば、IPアドレスはクラスCになります。アドレス範囲は「192.0.0.0~223.255.255.255」が該当します。
ネットワーク部のビット数は24ビットになります。
クラスレスアドレスとは?
クラスフルアドレスは8ビット単位のクラスによってネットワーク部とホスト部の境界を決めています。
クラスフルアドレスはクラス毎に利用できるアドレスが限られているので、利用できないIPアドレスが無駄になってしまうという欠点がありました。
そこで、ネットワーク部とホスト部の境界を柔軟に設定できるクラスレスアドレスという区別方法もあります。
クラスレスアドレスでは必ずしも8ビット単位だけでなく、必要に応じて、境界を変更できます。
クラスレスアドレスはサブネッティング(1つのネットワークを複数のネットワークに分割)またはスーパーネッティング(複数のネットワークを1つのネットワークに集約)することができます。
ここではサブネッティングについて解説します。
通常、8ビット単位のクラスによって区切られており、サブネッティング前の状態をナチュラルマスクと呼びます。
ネットワーク部とホスト部の区切りを後ろにずらすと、ネットワーク部のビット数が増えます。
このように区切りを後ろにずらしたことでできたネットワークのことをサブネット部と呼びます。
サブネッティングすることで、利用できるアドレスを増やすことができます。
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ポイント
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今回のポイントは以下の通りです。
- IPアドレスはネットワーク部とホスト部で構成されています
- IPアドレス管理方法はクラスフルアドレスとクラスレスアドレスの2種類あります